2006年07月05日

オフィシャル和食

パラソルを片手に最寄り駅まで毎朝自転車に乗っている大越です。あまりそんな人はいないと言われますが、ほんの数分でも紫外線を浴びたくないんです、どうしても。

ジェトロ・パリセンターが、本物の日本食レストランを認定する制度を始めるという記事が朝日新聞に掲載されていました。

日本食ブームのパリで、和食レストランが急増したものの、味が違っていたり、食べる順番が間違っていたりして、このままでは本当の和食の文化が間違って浸透してしまうということに対する恐れから、「日本食レストラン価値向上委員会」が発足したそうです。確かに、ヨーロッパでは本物のお寿司の握り方を知らないアジア系の人たちがお寿司屋さんを開いていたりしますよね。板前になるには長い間の下積みがあり、たくさん学んで一人前になるのに、何も勉強せずに「和食」レストランの看板をかかげて、間違った和食を提供するのは、確かにひどいかと思います。

そうはいっても、既に日本の定番料理となったカレーやラーメンなどは元々はインド料理や中華を元にしていますし、日本の韓国料理レストランでは、日本人向けに辛さが調節されていたります。日本では、このように各国の料理をうまく日本人向けにアレンジして、食生活を豊かにしてきたといえます。他の国の人たちが、和食を自分たちの味覚や慣習に合わせてアレンジして食べるというのであれば、それを妨げるようになってしまうとおかしいかなと思います。

ジェトロもこの制度の開始を機に日本食のPR活動を行っていくようです。「本当の日本食」を提供できていないレストランを排除するよりは、日本食のPRを行うことで、現地の人たちに「本物を食べてみたい」と思わせたり、その歴史や文化に興味をもってもらうことが重要なのではないでしょうか。また、日本の食品メーカーなどから日本食レストランを開きたい人たちに技術指導などのアドバイスができればビジネス拡大にもつながりますよね。